不動産売却時の税金(3)

query_builder 2022/04/25
土地戸建て不動産買取
画像2

今回は、不動産売却時にかかる税金(譲渡所得税)の具体的な計算例を紹介してまいります。

『譲渡所得税』は、その売却不動産の所有期間によって大きく税額(税率)が違うとお話ししましたが、その所有期間は売却した年の「1月1日」現在で決まります。

売却日が、7月10日であったとしても、その年の「1月1日」時点で、所有期間が5年以下か、5年超かの分かれ目になりますので、注意が必要です。

それでは、具体的な金額例で比べてみましょう。

(例題1)

売却金額(収入金額)が3000万円

取得費が2400万円  譲渡費用が200万円

とすると、『譲渡所得』は

「3000万円ー2400万円ー200万円」=400万円

となります。

そして、

■所有期間が5年以下の場合

(所得税)400万円×30%=120万円

(住民税)400万円×9%=36万円

120万円+36万円=156万円が納税する合計額となります。

■所有期間が5年超の場合

(所得税)400万円×15%=60万円

(住民税)400万円×5%=20万円

60万円+20万円=80万円が納税する合計額となります。

このように、所有期間が5年以下か5年超かで納める税額が大きく異なります。

(例題2)

上記の場合は、購入後に土地価格が上昇した場合によくある例ですが、相続した財産をを売却した場合のよくある例を紹介します。

売却金額(収入金額)3000万円

取得費(購入金額が不明のため、3000万円×5%)150万円

譲渡費用200万円、所有期間5年超

『譲渡所得』は、「3000万円ー150万円ー200万円」

2650万円となります。

(所得税)2650万円×15%=397.5万円

(住民税)2650万円×5%=132.5万円

納税額合計=397.5万円+132.5万円=530万円

となります。

次回は、譲渡益や譲渡損失がある場合の特例を紹介します。

以上

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