【価値が下がらない不動産とは】 | 千葉市で不動産売却の仲介業に営む専門家がプロの視点でコラム記事を執筆

一般的に、築年数が増せば増すほどマンションや中古住宅は価値が下がるのが通常ですが、そのように下がらない不動産もあります。

ごく一般的な町でも、大きな公園に面したマンションや土地、中古住宅などは、将来にわたって日当たりや景観が遮られる心配がなく、価値が下がりにくい物件と言えると思います。また、交通や買い物などの便が暮らしやすさのバロメーターとして高く評価されることから、複数の路線が乗り入れる駅や快速電車の停車駅の周辺や、大型商業施設に近い物件も不動産価値は安定していると言えるでしょう。

また、大きな例外もあります。例えば、誰もが「あそこは一等地」と認め、住んでみたいと憧れる町やエリアにある高級マンションや、都心部のタワーマンションなどは、古くなっても人気が高く、あまり価値が下がりません。逆に価値が上がっているマンションなども実際あります。そのエリアが持つ高級感やステータスが、そのままその不動産の資産価値にも投影されているかのようです。

最近は、過疎化と空家の問題は深刻ですが、人口減少の影響が少ない町では、不動産に対する需給と供給のバランスは比較的よく、不動産の価値は保たれやすい傾向にあります。

ただ、昨今のウッドショックや、建築資材、人件費の高騰、円安や運搬費高騰の影響を受け、新築マンションの販売価格が年々上がっています。その影響で、都心部の中古マンションの価格も上がっているのが現状です。また、家を新築する土地や新築建売分譲価格も上がっています。

話を戻しますが、昨今の自然災害の影響もあり、地盤が強く自然災害に強い立地も最近は人気が高いです。ハザードマップも各エリアで充実して参りましたので、不動産の購入や住み替えの際は、参考にすることをお勧め致します。